- 2013年(第33戦〜34戦)
- 第33戦 2013.03.12 東京・後楽園ホール
60kg契約 8回戦
vsクリスティーナ・サンチェス(メキシコ)
「打たれたら引退」の危機感の中で
○判定3-0
「負けたら引退、打たれても引退」の重圧を日々受け続ける中、「1日、一瞬を全力で生きる」と胸に近い技術向上に打ち込むライカ。
今回の対戦相手はランク外の格下だが、負けられない、打たれてはいけないというプレッシャーに動きがにぶる。
倒しきれず、課題を残す内容となったが、プレッシャーから解放されたライカは「次につながった」と涙を流した。
この試合を含めライカの挑戦の日々を追ったNHKドキュメンタリー『アスリートの魂』は、大きな反響を呼んだ。
- 第34戦 2013.08.15 韓国・仁川・月尾島(ウォルミド)文化通り内特設リン
グ
WBA女子世界スーパーフェザー級暫定王座決定戦10回戦
vs崔賢美(チェ・ヒョンミ/韓国)
猛暑炎天下の中ひさびさの全力ファイト!
●判定0-3
試合10日前、正規ではなく暫定王座戦と知るなど情報が二転三転した異例の世界戦。
試合会場も直前に変更、日本に劣らぬ猛暑の韓国で、屋根なし特設リングが会場と分かったのは試合当日
それでも「暑いのは相手も同じ」と気持ちを立て直し、炎天下のリングへ向かった。
8月15日は光復節(日本からの独立を祝う韓国の祝日)。観光客が足を止める中、フェザー級7度防衛の強豪、崔賢美との一戦が始まった。
ここ数戦は「打たれてはいけない」というプレッシャーで不完全燃焼の試合が続いていたが、アウェーの地で「倒さなければ勝てない」との指示を受け、この日
は初回から積極的に前に出ていくライカ。
アマチュア経験も豊富な相手は巧みなディフェンスワークでライカの拳をかいくぐる。
両者ボディに冴え見せたほか、ライカはフック、崔賢美は威力満点のストレート、アッパーを繰り出しながらの攻防が続く。
焼けつく日差しが両者のスタミナを奪い、終盤は賭け値なしの気力勝負となった。
死力を尽くした10ラウンズの結果は3-0(97-93,96-94,97-93)で崔賢美の勝利
「ようやく畑山さんの指導通りに動けたし、久しぶりに全力を出せた」と自身の闘いに及第点を出したライカだが、突きつけられた「敗戦」の現実は厳しい。
閉ざされた道を、ライカはいかに切り拓いていくのか——。
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